アーノルド・シュワルツェネッガーは1947年7月30日、オーストリアのシュタイアーマルク州タールで誕生しました。彼は幼少期と思春期を、元はハーバーシュタイン家の森林官が使い、のちにタール警察の官舎となった建物で過ごしました。1966年8月20日、彼は世界で羽ばたくことを夢みて、タールを旅立ちました。彼はボディビルダー、俳優、そして政治家として成功を収め、現代のオーストリア人では最も有名な人物として知られています。

アーノルド・シュワルツェネッガーの長年の友人である元タール市長のピーター・ウルドのイニシアティブによって、2001年に彼の軌跡は公開されることとなりました。2004年5月には長さ3.5 km（2.2マイル）、9.5 km（6マイル）、13.5 km（8.5マイル）のトレイルコースである、「アーノルド・シュヴァルツガー・ワンダーウェッグ」が開通しました。アーノルドが生まれ育ったタールの豊かな自然の中をハイキングしましょう！。

続いて、 2005年2月には特別展が開催されました。特別展はウィーン幻想的レアリズム派の画家エルンスト・フックスによって設計された有名な教会「ヤコビキルヒェ」の隣で開催されました。世界中からの訪問者は、アーノルド・シュワルツェネッガーからの寄贈品や彼の思い出の品に感銘を受けました。

記念館の開館前、まだアーノルドの生家が個人に所有されていた時期でさえ、アーノルド・シュワルツェネッガーの生家には世界中のファンが訪れていました。記念館を創設するというアイディアはアーノルド・シュワルツェネッガーが2007年に故郷を訪れた際に話し合われました。彼もそのアイディアを気に入り、自発的に私物を記念館に提供し、全面的に支援しました。

2009年、彼の生家であった物件がオークションにかけられました。スーパーファンドの創設者であるクリスチャン・バハは、記念館創設の強力な後援者としてオークションに参加し、アーノルド・シュワルツェネッガーの生家を落札しました。元タール市長ピーター・ウルドとクリスチャン・バハの献身は、「アーノルド・シュワルツェネッガー記念館」という夢を実現させるにあたって、大変重要な役割を担いました。

2011年7月30日アーノルド・シュワルツェネッガーの64歳の誕生日に記念館はオープンしました。同年10月7日には、芸術家ラルフ・クロフォードによってデザインされた壮年のアーノルド・シュワルツェネッガーの逞しいポーズをする銅像が公開されました。それ以来、記念館はアーノルド・シュワルツェネッガーと共に進歩し、絶えず成長しています。新しい展示エリアでは、もっとも有名な役を演じた際に使用した映画小道具や兵役時代に焦点を合わせた展示品が紹介されています。

これからも彼の物語は続いていきます。